WordPress.orgの公式ディレクリー(ブラグイン部門)において、長期に渡って上位にランキングされている「Classic Editor」と「Classic Widgets」だが、少なくとも2024年まで、または必要なくなるまでの間、サポートとメンテナンスが継続される事が発表されており、直近では2023年11月にもアップデートが行われている。
ブロックエディターからブロックウィジェット、フルサイト編集へと進捗を進めるGutenbergプロジェクトの普及次第ではであるが、何れはフェードアウトしていく時が来るのだろう。
Classic Editor
個人的に「Classic Editor」は全く使用していないし、インストールすらした事がない。元々、外部のエディターで執筆したHTMLタグ付きのソースをWordPressに流し込んでいたので、ブロックエディター(Gutenberg)でも同様にソースを流し込むか、或いは「カスタムHTML」ブロックで大枠を作ってから流し込むかの何れかによって問題なく対応できている。ブロックエディター自体も改良を重ねて進化を遂げてており、時限的な「Classic Editor」を使用する理由はないと考える。
Classic Widgets
問題はブロックウィジェットだ。主要なウィジェットはブロックベースのパーツとして提供されているものの、思い通りのレイアウトで配置するのが中々難しい。特にブロックウィジェットには、上部にウィジェットのタイトルが付かないという問題がある。ブロックウィジェットの上部に見出しブロックを配置する前提なのかも知れないが、テーマによってはマージンを含む細部のバランスをスマートに調整する事ができない場合がある。
現時点での最適解は「Widget Options」
上記の問題を緩和するソリューションの一つとして「Widget Options」というプラグインがある。本来は各ウィジェットに条件分岐を設定するためのプラグインではあるが、ベースとなるインターフェイスに「Classic Widgets」を採用し、定期的にアップデートされている。
ウィジェットエリアを編集する時には同プラグインを有効化し、編集後は無効化しておくという使い方が良いのかも知れない。このプラグインは、アップセルとして公式サイトでサブスクリプションの有料版を販売している関係上、一定程度のサポートとメンテナンスは継続されるであろうと期待する。