Elon Musk(イーロン・マスク)氏による買収以降、大規模な改革(改悪?)を伴う仕様変更を推し進めるTwitterだが、Automatticによる「Jetpack」からもTwitter共有の機能が削除されるようだ。これはホスティングサービスのWordPress.com、及びインストール型に提供されているプラグインの双方に影響する。
Twitter社がAPIの利用規約を変更して提示した高額な利用料を受け入れる事ができないとして、このサービスの廃止が決断された模様。
Twitterを離れるのはJetpackだけではない
JetpackはTwitter共有を廃止する代わりに、InstagramとMastdonをサポートする予定だが、Twitterと決別するのはAutomatticに限った事ではない。寧ろAutomatticですら撤退するような条件なのだから、影響を受ける企業、団体は他にも多数存在すると考えられる。
気付いたところでは、FTPクライアントの「Cyberduck」を開発するiterate GmbHが、SNSの軸足をTwitterからMastodon(fosstodon.org)に移行したようだ。
また、国内でもネットワークサービスをトータルで提供する「はてな」や、老舗のブログサービス「Seesaa」等が今回の仕様変更の影響を受けているようだが、相次ぐTwitterの様々な変革は、構築されてきたインターネットの勢力図に大きな影響を与えるような事態を招くのかも知れない。
ついにログインしていないと閲覧すらできないログインウォール状態に
2023年7月1日、ついに閲覧制限がかかり、ログインしていないとツイートどころかプロファイルすら閲覧する事ができないログインウォールが敷かれたようだ。イーロンは「一時的な制限」としているが、果たしてどうなるのか。
移行先として名前の挙がるフェデバースのMastodon(マストドン)は、Twitterと比べて「構築してきた繋がりが切れる」「そもそも人が居ない」と一筋縄ではいかない模様。