ライトモードかダークモードか

これまでは、自分が使用しているデバイスと運営しているWebサイトの全てにおいて、ダークモードを好んで採用していたが、最近では一部の環境において見直しを考えている。

とは言え端末側は、デスクトップ、モバイル共にダークモードに設定している。ベースを暗色にする事によって、コンテンツが引き立つ他、自発光素子を採用する有機ELディスプレイでは、暗色(ブラック)に近くなるほど消費電力が減少する事になるのが大きな理由だ。

という事で、今回見直しを図ったのはWebサイトの方だ。

Webサイトは、背景を含めた全体がコンテンツ側

今までは、Webサイトの背景(background-color)を暗色にする事によって、明るくしたテキスト等の視認性が増し、コンテンツが引き立つと考えていたが、そもそもWebサイトは背景を含めた全体がコンテンツ側ではないかと考えるようになった。

加えて、ライトモードを前提としてデザインされたサイトをダークモードにリライトするには修正箇所も多く、CSSの行数(容量)を増やして複雑化してしまうとの懸念も生じた。テキストベースのCSSの容量の増加は微々たるものかも知れないが、複雑化してメンテナンス性を低下させるのは本意ではない。

等々の理由から、一部のサイトではライトモードへの回帰や、端末依存の「prefers-color-scheme」への移行を図っている。